オトナリラボ blog

オトナリラボは、パパ・ママが子連れでやりたいことに取り組める場所。 保育スタッフに子どもを見守ってもらいながら仕事をしたり、ゆっくり読書をしたり、時には子どもと遊んだり。コワーキングスペースとして、親子で楽しめる遊び場としてご利用いただけます。 パパ・ママの心のオトナリにいつもある、そんな存在を目指しています。

初産の出産レポート①~陣痛から出産まで~(スタッフSの場合)/こどもとくらす



こんにちは、オトナリラボスタッフの新堀(しんぼり)です!


京都市下京区の子育てコミュニティスペース・オトナリラボでは、以下のサービスを通して妊娠期~子育て中のママ・パパをサポートしています。



 ☑ 保育付きコワーキングスペース
 ☑ 各種イベント
 ☑ キッズスペースの開放(毎週水曜AM)
 ☑ 個別相談(子育て・教育 / 保活・園活 / 復職・キャリア)



🐣 オトナリラボとは 🐤
otonari-labo.hatenablog.com



✨ イベント情報はこちら ✨
otonari-labo.hatenablog.com



∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥



さて、この度はスタッフコラムにおいてオトナリラボスタッフの出産レポートを続けてお届けすることになりました。今回は新堀が担当、次回はスタッフ西浦が担当します。



それでは、さっそくスタートです!



∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥



私も、出産前はネット上で大量の出産レポや新生児のお世話の様子を読み漁っていた一人です。


というのも、妊娠後期から切迫早産で絶対安静を強いられており、予定していた両親学級・母親学級にも参加できず、ベビー用品を買いに行くこともできず、ネットにある情報に触れることだけが、唯一出産に向けてのモチベーションを高める方法だったのです。


もちろん出産もその後の生活も百人百様なのですが、他の妊産婦さんの身体や気持ちの変化を辿って想像してみたり、こんなハプニングがあるのかということを頭に入れておいたり、こういったものが便利なのねということを知っておくことができたので、いろいろ目を通しておいてよかったな~と思っています。


ちなみに私のお産は約20時間。弱めの陣痛が続いていた時間を含めると30時間以上。いわゆる分娩第一期(10分周期の陣痛~子宮口全開大まで)が結構長めでしたね。初産だと平均14時間、20時間以上かかることは決して珍しくないようなので、いたって平均的だったのかもしれません。


それでは、実際どんな感じだったのかさっそくご覧くださいませー!文字量多めなのでお暇なタイミングでどうぞ……!


| 出産前々日(39w6d)

予定日前日の妊婦検診。切迫入院から退院したときより子宮口が3cm開いている状態が続いているが、まだお産の兆候はなしということで帰宅。誘発剤の話まで出てきて、あの1ヶ月の入院はいったい……としょんぼり。帰りに焼き肉ランチに行き、カレーも食べ、オロナミンCを飲み、なんとか陣痛フラグを立てようとする(※すべて陣痛がくるという鉄板ジンクス)

| 出産前日(40w0d)

6:30 強めの生理痛のような痛みで目が覚める。間隔を計ると10分を切っている。


9:00 痛みレベルは引き続き変わらずだが、間隔が3~5分になったので病院にTEL。受診することに。


9:30 病院到着。NSTと内診。「3分間隔の陣痛がきているけれどお産につながるほど強くないし、赤ちゃんの位置も高いので、入院したら遠ざかりそう。帰宅して普段通り過ごすほうが促進されるかも」との所見により、いったん帰宅することに。


11:00 帰りに夫とスシローに寄り、景気づけに寿司を食べる。陣痛は継続中なので3分おきで動けなくなるが合間に食べる寿司は美味い。さらに西松屋に寄り、ロンパース等を追加購入。このときの痛みは体を九の字に曲げないとちょっと耐えられない程度の生理痛という感じ。


13:00 帰宅後、テンション上げるために好きな動画を見ながら部屋の片づけ。部屋の中を歩き回ったり、お産が促進されそうなストレッチ(股開いたままぐっと腰を落とすポーズ、踵の上げ下げ運動)などをして過ごす。夫もずっと付き合ってくれる。


18:30 夕方からうたた寝するも、数分おきに目覚めてしまう痛み。吐き気もあるので食事はバナナ・ウィダーインゼリー・小さいサイズのカップうどんのみ。胃がモヤモヤする。


23:00 痛みが強くなっている気がして、夜が更けるにつれ不安になる。朝まで待とうかとも考えたが、夫の勧めにより病院に連絡。「また帰ってもらうことになるかもしれないけれど、それが煩わしくなければ来て」と言われたのでお願いすることに。このとき動いていて正解だった。車で向かう間、振動で叫びそうな痛み。


23:30 病院到着。午前中のNSTより確実に強い数値で3分間隔の陣痛。内診では子宮口4㎝。じわじわ進行しているので、そのまま入院して様子見に。夫はいったん帰宅(泊まったら朝8時半まで病院から出られないのだが、カーシェアの車を返却せねばならなかったため)。このとき泊まらせておくべきだった。

| 出産当日(40w1d)

1:00 地獄の窯の蓋が開く。3分間隔の痛みが明らかに強くなる。これまではフーッと息を吐いていればなんとかやり過ごせる程度だったのに、ベッド枠握りしめたり足を思いっきり突っ張ったり枕殴ったりしないと、もうどうにもならない。痛みが来るたび、目の前真っ白。股関節あたりが押しつぶされる?引き裂かれる?割れる?ような痛み。看護師さんの誘導で、鼻から長く吸う&口から長く吐くを心掛ける。これが朝まで続き、睡眠らしい睡眠はいっさい取れず。たびたび気は失っていたように思う。


8:30 夫が病院に到着。昨夜までと様子の違う私に困惑している様子。痛みをやり過ごすのに精一杯で状況説明をしている余裕などない。お前だけぐっすり寝やがってこの野郎と脳内で叫びつつ痛みに耐える。


9:00 先生2名・助産師さん1名による内診。なんか夜中静かだったし(※あまりに痛かったりしんどかったりすると声が出なくなるタイプの人間)大して進んでなさそうだよね~あはは~みたいな緩い空気だったけど「えっ、8cm開いてるね!?」と慌ただしい空気に。助産師さんに「もういきんでみて良いからね!痛み逃そうとしてつらかったでしょ!」と労われる。知らぬ間にいきみ逃しのフェーズを乗り切っていたらしい。テニスボールの出番はなかった。“叫んではいけない・声を出さないほうがいい”を忠実に守っていたわけだが、ある程度アピールはしたほうがいいことを悟る。思いっきりしゃがみ込み、いきみの姿勢をとると今までより楽になる。


10:00 助産師さんが付きっきりでサポートしてくれる。分娩室に移る前に、部屋である程度お産を進める作戦に。床に防水シートを敷き、陣痛の波が来るたびにいきむよう指示あり。いきむたびに嘔吐。胃の中が空になるとちょっと楽になった。陣痛の合間に「これできる?歩ける?」と指示を受けるたびに、「はいっ!できます!」と謎に大きな声でよい返事をしてしまう。体育会系の素質がある。夫はずっと腰さする&ペットボトル差し出すなど献身的に支えてくれた。余計なことをしない・言わないのも◎あとペットボトルのストローキャップは神。無いと死ぬ。


11:00 破水もまだ&子宮口も全開ではなかったけれど、とりあえず分娩台まで移動。夫は別室待機(血を見ると倒れるのでギリギリまで退避しておく算段)。横向き姿勢で、陣痛の波が来るたびいきむ……を気が遠くなるほど繰り返すことになる。お腹を盛大に下しているとき(神に祈りと懺悔を捧げ始めるときのやつ)の超上位互換なイメージ。卵膜が屈強でなかなか破水しない。出産レポで見かける「いきんでからは(頭出るまで)すぐだった」が己には無縁であることを悟る。あとなんだかいろんなものを下のほうからぶちまけていたような気がしないでもない。真相は闇の中。


12:00 まったく自然に破膜する気配がないので、人工破膜をすることに(※破膜によって陣痛が強まりお産が促進される)。漫画コウノドリに載っていた羊水爆弾を先生がモロに食らっており、ほんとすみませんと思った。やっと子宮口全開大。ひらすら波が来る→いきむを繰り返す。無間地獄。痛みがどうのというよりは、ゴールの見えないマラソン的なつらさ。先生はいったん退散。


12:15 人工破膜をしたにも関わらず、まだ陣痛が弱いらしく、いつまで経っても3分間隔。陣痛来てないときもついいきんでしまって怒られる。「お尻はつけて!お尻の穴上に向けて!お尻突き出して!あご引いて!」と矢継ぎ早に指示されるも、頭で考えて行動しようとすると上手くいかない。身体の感覚を優先して姿勢をとってみたら正解に近づいた。赤ちゃんの頭が見えたが、出たり引っ込んだりらしい。恥骨の裏あたり?で頭が引っかかっており、陣痛の切れ目も関係なしに常時腰骨が猛っっっっっっ烈に痛くて、はじめて「痛い」と口にしたら、「うん!これは痛いわ!痛いよね!」と返された。励ましに股からちょっと見えてる赤ちゃんの頭を触らせてもらって、折れかけた心を持ち直す。あの感触はいまだに覚えています。しっとり濡れた、柔らかい髪と地肌。切迫入院時から顔見知りだった看護師さんたちが集まってきて「もうすぐだよ!」「がんばれ!」と励ましてくれたのにもかなり救われたけど、どうもみんなちょうどお昼休みだったらしく「お昼どうするー?」みたいなほのぼの会話が聞こえてきた。


12:40 やっと先生と夫が呼ばれたので、もう出てくる!?とテンション爆上がり。「はいもう強くいきまないー!胸に手をクロスして置いて目を開いて呼吸してー!」との指示。頭が出てきたらしい瞬間に楽になり、そのあとすぐに全身が出てくる。2886gで娘爆誕。すぐさまめちゃくちゃ元気な泣き声。歓喜と開放感からわーーー!!!と叫ぶ。全然気づかなかったけど、夫がやばいくらい泣いていたらしく、そのあと先生と看護師さんたちの間でめちゃくちゃネタにされていた。私は数日後に知った。


13:00 娘をきれいにしてもらっている間、私は産後の処置。胎盤や卵膜出すのに結構お腹押されたり手を突っ込まれたりして、そこそこ痛かった。会陰は最後の最後で裂けたらしく(まっっったく気づかなかった)縫合することに。麻酔ありで痛みはないが、わりと時間がかかる。無口な先生だったのでなんともいえない時間が流れる。産後1時間程度は分娩台にいたような気がする。処置終了後は車イスで病室まで移動。すぐに娘もやってきて、親子3人で記念撮影。生まれたばかりなのにちゃんとおっぱいを吸うので感動。


15:00 股からの出血がすごい。そして麻酔切れてきて痛い。身体がしんどいなか、続々身内がやってきてちょっとやめてくれ~~~な心境。休みたい。


18:00 夕食・夜食ともに即完食。股が痛い。座れない。娘が連れて行かれてからもアドレナリンドバドバでまったく寝れず。結局2~3時間睡眠。





……と、以上こんな感じの出産でした!


結果的に安産だったのですが、陣痛の開始が10~15分間隔ではない、弱い陣痛が続く、なかなか破水しないで人工破膜、頭が引っかかってなかなか出てこない……など、目安として学んでいた陣痛~分娩のフェーズにきっちり当てはまることのないお産でした。


私の周囲にいた初産婦さんたちの出産も、それまでの妊娠経過に関わらず「陣痛開始から2時間で生まれた」「普通分娩の予定で陣痛30時間超がんばった挙句に帝王切開になった」など、本当に様々なパターンがありました。


情報に触れすぎると不安になってしまうこともあるので適宜シャットダウンすることも大事ですが、ある程度のイレギュラーが発生する可能性を頭に入れておくのも、個人的には有益だなと感じます。


ちなみに名付けなのですが、産んでみると事前に用意していた候補名がまったくピンとこず、かなり前にいいなと思いつつもなぜか封印していた名前を提示したところ、夫もノータイムで「それがいいね」となり、即確定。いろいろ考えてはいたのですが、姿を見るまでわからない部分もありますね!


病室に戻った直後。生まれたてホヤホヤの娘。




∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥






オトナリラボスタッフの子育てコラム「こどもとくらす」、次回もお楽しみに!



↓出産・産後の子育て関連記事

出産レポ第2弾(スタッフNの場合/促進剤使用)

出産レポ第3弾(スタッフMの場合/緊急帝王切開)

産後の入院生活~出産当日から退院まで~

産後ママたちの心と体の体験談

産後の仕事復帰・再就職の話



↓こちらもよく読まれています!

保活スタート!電話アポ取り~園見学当日の流れについて~

いつから始める?入園準備~説明会レポ&通園服・グッズ紹介

ママ・パパの感じる「小1の壁」①子育て家庭が直面する課題とは?

ママ・パパの感じる「小1の壁」②学童クラブってどんなところ?





◎子育てコラム「こどもとくらす」一覧otonari-labo.hatenablog.com



◎京都五条の子育てコミュニティスペース・オトナリラボotonari-labo.hatenablog.com




お問合せ

こどもとはたらくオトナリラボ
フォーム/【旧】保育付きコワーキング・各種イベント等ご予約申し込みフォーム
mail/otonari-labo@ovalplan.co.jp
phone/ 080-8844-0248
LINE/@otonari-labo (友達追加はこちらから)