オトナリ座談会「どうする？こどもの“ことば”の育て方」★イベントレポ 2/20, 3/14★

オトナリラボの座談会イベント 「どうする？こどもの“ことば”の育て方」 を開催いたしました。

今回はそのイベントレポートをお送りいたします！

気になるこどもの言葉の発達。

ことばがけを頑張ったほうがいい、絵本をたくさん読み聞かせるといい……なんて話は耳にタコができるほど聞くけれど、乳幼児期の言語発達についての標準的な流れや理屈を知る機会って、母親教室や乳幼児健診のような場所でもないのですよね。

自分の子どものことばについて、ちょっとした不安や違和感があっても知識を得るのがなかなか難しかったり。健診なんかで相談しても「大丈夫！」と言われたけれど、何がどう大丈夫なのか、うちの子はどの発達段階にいるのかを説明してはもらえなかったり。そしてネットでいろいろ検索しちゃってドツボにはまる……。そんなお話をよく伺います。

そこで、今回はことばの発達と、それに大きく関係する身体的・認知的な発達の順序等についてしっかりめにお伝えすることをメインにしつつ、日常においてことばを伸ばす種になるような親子の関わり合い方・遊び方などを内容に盛り込んでお送りいたしました。

両開催日ともに、参加者のみなさんが積極的に質問や意見を挙げてくださったり、普段のお子さんの様子や悩みを開示しながらお話くださったおかげで、こちらが想定していたよりもより充実した展開になりました。

絵本の読み聞かせかたについての疑問、子どものことばが周りよりも遅れているように感じるという不安、メディアの影響への懸念など、いろいろな気になるテーマが出てきました。

「絵本の読み聞かせ」「テレビやネットの影響」については、みなさん関心がとても高いようなので、ことばの発達というテーマを離れて単独で扱ってみるのもよいかもな～と思っております。リクエストあればぜひぜひー！

しかし、子育てにおける悩みや不安を人前で言葉にするというのは、なかなかにエネルギーを使うことだと思うので、それができる皆さんはとても誠実にお子さんと向き合われているのだなと。こうしたイベントの参加者さんやコワーキングスペースの利用者さんとお話をするたびにすごいなぁと感じます。

さて、こちらは座談会の様子。

2月度は、3組の親子さんがオトナリラボに来てくださいました。みんなでお茶やお菓子をつまみながら、関心ごとについてアレコレおしゃべり。

f:id:otonari-labo:20200324003542j:plain — 子どもたちは隣のスペースで遊んだりお母さんの近くに戻ってきたり

3月度は、コロナウイルス流行の影響によりオンライン開催。やや講義的な形で進めさせていただきました。

f:id:otonari-labo:20200324003746j:plain — zoomを使用しています。

オンライン開催だと、参加者のみなさんの表情や反応を感じることができないところに難しいさを感じつつ。

講義的に聞いていただきつつチャットなどで随時質問を上げていただく形で参加できるので、小さなお子さんを抱えての移動が難しい方や妊娠中の方に気分転換としてご利用いただけるのは利点ですね。

ただ、ひとりで子どもを横で見ながら……となると、なかなか難しいものがありますよね！私も乳児抱えながら資格試験のために動画見ていたりしたこともありますが、リアルタイムだと厳しかったです。

オトナリラボで座談会を開催する際は、大人たちが話している横に子どもたちが遊べるスペースをご用意しております。手が空いているスタッフがいる場合は、お子さまのお相手もしつつ。

またいろんなことが落ち着いて、実地開催が可能になった際にはぜひオトナリラボへお越しくださいませ！

では最後に、座談会のご感想をいくつか抜粋してご紹介させていただきます。

ことばの発達について体系的に学べてよかったです。認知機能や身体的な発達が発語に繋がっているというのは改めて考えるとなるほどな〜と納得でしたし、コミュニケーションの取り方はすぐに実践できそう！さっそく絵本を色々読んでみよう！と刺激を受けました。

子供の言葉が少し遅いかなと気になっていたので、これから言葉を育むためのポイントやアドバイスを詳しく聞けてよかったです。私自身も子供に対し、私が話を完結していたり、閉ざされた質問を子供にしていることに気づかされました。早速昨日から子供との会話を少し変えてみたら、すごく嬉しそうにいっぱい話していました。