こんにちは、オトナリラボスタッフです！
先日6/3(土)に、花園大学 社会福祉学部のフィールドワーク演習として、オトナリラボで座談会を開催しました。
今回は、その様子をお伝えいたします💡
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5/19(金)、代表・芳野が花園大学を訪れ、オトナリラボのこと、現在配布中の「わたしたちの子育てMAP 下京区2023」のことを授業にてお話。
主に下京区在住のオトナリラボ利用者さんたちからの口コミをもとに、子連れフレンドリーな施設情報を掲載したこちらの子育てMAP。
フィールドワーク演習では、このMAPをもとに、学生さんたちから子育て中の親御さんにヒアリング・インタビューを行い、どのような情報が掲載されているとよいかを考えてもらうことに。
当日は、花園大学1~2回生の学生9名と担当の深川先生にお越しいただきました。
細路地の奥にあり、初めてだとなかなか辿り着くのが難しいオトナリラボ。学生さんたちは、迷うのを見越してはやめに出てきてくれたようで、集合はバッチリ！
オトナリラボのご利用者さんから、2組の親子さん（うち1組はご夫婦）がゲストとしてご参加くださいました。ともに1歳のお子さんの育児と仕事の両立に励まれている皆さんです。
ゲストの親御さんたちに自己紹介いただいたあとは、３組にわかれてのグループワーク。
手元にある子育てMAPや、用意してきた質問をもとに、子育て中の外出時に感じたこと（不便だったこと、助けられた出来事など）をヒアリングしていきます。
最初は何から尋ねようか……と少し遠慮がちな学生さんたちでしたが、親御さんたちと言葉を交わして打ち解けてからは、積極的な質問やコミュニケーションを取ろうとする姿が見受けられるように。
親御さんたちの経験談に興味深そうに聞き入る学生のみなさん。なかには、「男性用のトイレには、オムツ替えスペースがない（あっても清潔ではない）」といった、男性が子連れ外出の際に直面する困難について熱心に話を交わすグループも。
MAPに載せる情報を検討しながら、子どもの年齢ごとの成長や、イヤイヤ期と呼ばれる時期の話など、子育てのいろんなことに関心をもってくれている学生さんたち。
今回は、「身近なところに小さな子どもがいる」という学生さんもいて、乳幼児期の子育てに対して、当事者視点に寄り添って考えている様子が印象的でした。
ワークを終えた後、学生さんたちからは、
「想像より子連れに優しいサービスを提供している施設があることを知れた。知人の子どもが小さいので、子連れで訪れやすい施設を開拓していきたい」
「子育て中の男性と話すことで、自分の将来を考えるきっかけになった。男性が利用できる設備（オムツ替えスペースなど）がマッピングされていると便利だと思った」
「子どもがいると、煙草のにおいのある場所、ベビーカーで通れない場所などを避けて移動する必要があることを知った。まだまだ街の整備が追い付いていないと感じた」
「何か必要なスペースや物品を貸し出すサービスがあるだけでも、子育て中の人たちの助けになることを知った」
といった素敵な感想が。
ゲストでお越しいただいた親御さんからも、「子育てを経験していない若い世代の人たちが、子育て中の人間に関心を持ってくれて嬉しい / 子育ての困難さについて言葉を交わす機会が持ててよかった」といったご感想をいただきました。
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「地域に入って、地域に学ぶ」をテーマに実施されている、こちらのフィールドワーク演習。
最後に深川先生より、「独身の頃、街づくりの先輩から "子どもを持つと、街を見る視点が変わる" という話を聞いた事がある。街中の段差や清潔でないところなど、ここに心配りや気配りがあったらいいなと思うところがたくさん見えてくる。子育て中の親御さんたちの生の意見を聞くことで、自身のライフスタイルを考えることにも繋がれば」と、お話をいただきました。
短い時間ではありましたが、このフィールドワークで交わした、子育て世代の人々とのコミュニケーションが、学生さんたちの様々な学びにや気づきにつながってくれればとっても嬉しく思います。
❖ 花園大学 社会福祉学部
www.hanazono.ac.jp
❖ 子育てコミュニティスペース オトナリラボ
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