オトナリラボ blog

オトナリラボは、パパ・ママが子連れでやりたいことに取り組める場所。 保育スタッフに子どもを見守ってもらいながら仕事をしたり、ゆっくり読書をしたり、時には子どもと遊んだり。コワーキングスペースとして、親子で楽しめる遊び場としてご利用いただけます。 パパ・ママの心のオトナリにいつもある、そんな存在を目指しています。

0~1歳のお悩みまとめ vol.1「赤ちゃんの寝かしつけ」/こどもとくらす

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こんにちは、オトナリラボ新堀です!


クリスマスに年末年始、そして仕事納め…と、子育てと仕事両立中の方、そして家事育児に専念されている方、いずれにとっても多忙で慌ただしい時期ですね。


やらねばならない作業やイベントごとも沢山かと思いますが、ご自身のケアも忘れずにお過ごしくださいね!




12月度は、下京まちづくりサポート事業(SIMOGYO+GOOD)の一環として、「乳児子育てサロン」「プレママ・パパサロン」の2種類のイベントを無料実施いたしました。


来場・オンライン同時実施ということもあり、京都府外(大阪、兵庫、岡山など)からのご参加も!


京都府内・府外問わず「コロナの影響で産婦人科の両親学級が中止に…」「自治体の両親学級/子育て講座の予約が取れず」「外出しづらくて情報はネット頼みになってしまっていて」…といった、お困りの声が。


感染症流行の影響はいまだに色濃く、以前と比較して、産院、自治体、公設の子育て支援施設で情報を得るチャンスが乏しくなってきているようです。




オトナリラボの「乳児子育てサロン」は、来年1月以降も毎月開催いたしますので、なかなか情報が手に入らない・気軽に相談できる場所や人が近くにいない…というママ・パパに、ぜひご参加いただけると嬉しいです♪


「プレママ・パパサロン」は、いったん12月度のみの開催となりますが、もし「気になっていたけどタイミングあわなくて…!」といった方がいらっしゃれば、ぜひぜひご連絡くださいね!





最近よく伺う質問などを踏まえて、オトナリラボのスタッフコラムでも ≪ 0~1歳 ≫ の子育てにおいてよくあるご相談・ご質問について、保育者目線&子育て中の親目線でお答えしていこうと思います!



今回は、「赤ちゃんの寝かしつけ」について。



赤ちゃん、なかなか寝てくれませんよね…!いろいろなアンケートを見ても、0歳期の保護者の8割程度が「寝てくれなくて困った」の経験があるとのこと。先日オトナリラボで実施した産褥期に関するアンケートでも、5割以上の方が「赤ちゃんの寝かしつけ・抱っこ対応」をしんどく感じた、という結果が出ていました。



寝かしつけに関してはいろいろな情報がありますが、お子さんの個性やそのときどきのコンディションに左右されるところが大きいように思います。同月齢であっても、すんなりお布団で寝てくれる子、抱っこでないすぐに起きてしまう子など、本当に千差万別。


一般的に、低月齢の時期の睡眠時間は1日あたり15~17時間程度と言われていますが、それより長い・短い子はたくさんいます。


また、成長を遂げていく過程の中で、昼夜のサイクルがまだできていなかったり、レム睡眠・ノンレム睡眠の切り替えがうまくいかなくて起きてしまったり、日中に受けた刺激で興奮してしまったり…と、こちらのがんばりだけではどうしようもない要素もありますよね。


最近まで落ち着いていたと思ったのに、急に寝付けなくなってしまう、夜泣きがひどくなってしまう…というのも全く珍しいことではありません。対応しなければならない親御さんは大変ですが「こんなに寝ないなんて、何かおかしいところがあるのでは…」「自分の対応が下手なのでは…」とあまり思い悩まずに、「寝たいのに寝れなくてしんどいねえ」「お互いままならないねえ」…くらいの気持ちで付き合っていけるとベターですね。



そんな前提を踏まえたうえで、こういう部分に留意して生活リズムや環境を整えていったらいいかも!というポイントをお伝えしていきますね。



◇ 快・不快についてチェック


赤ちゃんが、以下のような不快感を感じていないかをチェックしてみましょう。


・お腹が空いていないか
・オムツは汚れていないか
・室内の気温や湿度は適切か
・音、光などの刺激が強すぎないか
・衣服が薄すぎ・厚すぎないか/窮屈な状態ではないか


授乳・オムツ替えなどは常に確認されている部分かと思いますが、衣服のシワだったり食い込みだったりが気になって泣いてしまう赤ちゃんや、音や光の刺激や変化に敏感ですぐ起きてしまう赤ちゃんもいるので、衣服を正してあげたり、適切なサイズに替えてあげたり、環境を調整したり…が有効な場合もあります。


明かりに関しては、お部屋の日当たりにもよりますが、夜はもちろん、お昼寝の際もお部屋の明かりは消して、自然光だけにしてあげたほうが安心して寝てくれるかもしれません。


せっかく寝かしつけて布団・ベッドに降ろせたのに、モロー反射(音や光などの刺激を受けた際、反射的に両手を挙げて抱きつくようなしぐさをする)よって起きてしまうことも多々ありますよね。生後3~4ヶ月くらいには徐々に消失していく原子反射といわれるものなので、その後は少し落ち着いてきてくれるかもしれませんね。



また、案外よくあるのが、衣服が厚くて熱がこもっている/汗をかいてしまっている…というパターン。


冬場の服装は悩ましいところですが、適温に保たれた室内(20~22℃程度)であれば、半袖肌着+長袖ボディスーツ(通気性のよい生地)くらいで十分なことが多いです。とくにお昼寝などの際は、セーター、ニット、フリース、厚手のキルト生地等のあたたかい衣服は避けた方が無難かもしれませんね。これらの生地は、肌触りが気になってしまうお子さんもいらっしゃいます。



◇ 育児アイテムを導入


欲求を満たしても、環境調整をしても寝てくれない…!という場合は、いろんなアイテムをあたってみるのも◎
成功例をよく伺うのは、以下のアイテムたちです。


・抱っこ紐、スリング
・おくるみ
・抱っこ布団(トッポンチーノ/おくるみマット)
・バウンサー
・おしゃぶり
・音や音楽


抱っこでないと寝てくれない子は、抱っこ紐やスリングで。腕や背中の負担感を減らしていきましょう。また、おくるみでしっかり手足を固定してあげると安心してくれる子もいます。前述のモロー反射も防いでくれますね。


私の0歳子育て期は、抱っこ布団にたいへん助けられていました。愛用していたのはこちらの「たまごマットおくるみ」。

ふにゃふにゃの新生児期も抱っこしやすく、抱っこでの寝かしつけ後はそのまま床やベッドに降ろすことができるので背中スイッチも入りにくく、また親類の家などへのちょっとした外出の際も役立ちました。


揺らし続けていないとだめなタイプのお子さんには、ネムリラなどの電動式バウンサーも。こうした大物アイテムは、まず購入前にレンタルしてみてお子さんの様子を見てみるのがオススメです。


おしゃぶりについては、種類によって合う・合わないがあったりするので、何種類か試してみてもよいかもしれません。


音や音楽が有効な赤ちゃんも。胎内音に近いといわれる環境音やオルゴールなどの優しい音色はもちろん、なぜか赤ちゃんが寝てくれると評判の「ふかふかふかのうた」や反町隆史氏の「ポイズン」、その他クラシック音楽の中でも低音がきいたものだったり、ヘヴィメタだったりが効果的だった!といった口コミも目立ちます。



◇ その他いろいろ


・抱っこスクワット
・背中トントン
・すーすーねんね
・眉間マッサージ
・足マッサージ



ワンワン泣いている赤ちゃんも高確率で泣き止んでくれるのが、抱っこスクワット。低月齢さんはしっかり横抱き、首すわり以降のお子さんは縦抱っこで、一定のリズムでスクワット。

一説によると赤ちゃんの「輸送反応(親が子どもを運ぶとき、子どもは運ばれやすいようにじっとする)」が関係しているとも言われています。

以前、大学の赤ちゃん研究所での実験に協力したことがあるのですが、初対面の院生さんにエルゴで抱っこされて最初はギャンギャンだった我が子(0歳後半)が、一定のリズムでスクワットしてもらっていると2~3分後にはぐっすり。

ママじゃないとだめ!な時期の子どもを寝かしつけることができるので、寝かしつけに困難を感じているパパにもおすすめな方法です。


「子どもの呼吸タイミングにあわせて、スース―と寝息のような音を出す」という、"すーすーねんね" も効果的。最初はややオーバーに、お子さんが落ち着いてきたら徐々に静かに…という感じで。0歳さんにはもちろん、我が家の4歳児にもいまだ有効です。


背中トントンも、こちらのタイミングで~というより、しっかりお子さんの呼吸タイミングを感じてあわせてあげる方が、落ち着いてもらうにはより効果的ですね。


あとは、身体のマッサージ。眉間の間を指で優しく撫でたり、ティッシュや薄い布などでお顔を撫で続けたりしているうちに、うっとりしたお顔になっていく子も。


からだ全体や足のマッサージも有効です。オトナリラボで実施しているベビーマッサージの後、その場で爆睡している赤ちゃんも少なくありません。


とくに、足全体を優しくこすったり、足の指を軽くつまんでゆっくりくるくる回してあげたりすると、身体があたたかくなるのか気持ちいいのか、いつのまにか夢の中へいざなわれていることも。


マッサージ等に関しては、やり方や力の加減がわからなくて怖い…という親御さんもいらっしゃると思うので、一度専門家に教えてもらうと安心かもしれませんね。






さまざまな寝かしつけ法、ネントレ法などもありますが、それらをスケジュール通りに完璧にこなしたとして、すべての赤ちゃんが絶対に寝てくれるようになる!というわけでもありません。


なんだか上手くいかない、がんばるのがしんどい…という場合は、方法論にこだわり過ぎず、そのときどきのお子さんの様子やコンディションを観察してみる、そして、お子さんに対してゆとりある関わり方をするためにも、睡眠不足・ストレス過多で余裕がなくなっている親自身のケアのほうが先決ではないか…など、別の視点から子育てを見直してみるというのもオススメです。


とくに身体がガタガタの0歳期は、ママが少しでも休息をとることも考えていきたいので、添い乳に頼るというのも全然アリ!だと思います。入眠の癖がついてしまうのでは…という心配もあるかもしれませんが、その後のことは、落ち着いてきてから都度考えていきましょう。



お子さんへの対応で、自分の睡眠時間や休息がまったくとれずにつらい状況であれば、パートナーや家族との分担を見直したり、それでも難しいならばベビーシッターや一時保育などの利用もご検討くださいね。



京都市内にお住まいの方は、オトナリラボの保育付きコワーキングや遊び場もぜひ💡




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オトナリラボスタッフの子育てコラム「こどもとくらす」、次回もお楽しみに!



◎子育てコラム「こどもとくらす」一覧https://otonari-labo.hatenablog.com/column/2021



◎京都五条の子育てコミュニティスペース・オトナリラボotonari-labo.hatenablog.com





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