開催からずいぶん日が経ってしまいましたが、1月17日(木)「ひといちばい敏感な子のための子育てハッピーアドバイス」こどもとはたらく座談会を開催しました!
「HSC」ってしってますか?
ひといちばい敏感な子=HSC と呼ばれる気質のことをご存じですか?
5人に1人は該当すると言われるHSC。
大人はHSPと呼ばれます。
「ひといちばい敏感」というのは、人の持つ5感や心の動きが、人に寄りますが、一般的な人よりも強く・大きく、10倍・100倍ぐらい感じるそうです。
なぜ今オトナリラボでこのHSCをイベントにしたか、というと、講師の池堂さんと出会ったことで、HSCという概念があると言うことをしり、わたし(芳野)の長女の「人とちょっと違う」というところはそれだったんだということに気付いたからでした。
概念を知るということは、とても大きいです。
子ども自身をカテゴライズする必要はないと思っていますが、それでもこの「ちょっと人と感じ方が違う、敏感でややこしい、でも楽しむのが上手な子」なのはなぜなのか、その理由がわかったからです。
概念が分かることで特徴をしり、対処法が分かる。
「そうなんだろうけど、すっきりは理解できない」というモヤモヤから「難しいけど、こうすれば収まる」ということが増えるということです。
そして、このHSCというのは、5人に1人ということは、うちの子以外にもあちこちに居る気質なんだ。他にも居るんだ。という気付きも大きかったですし、私もそうですが多くの場合その「ほかのHSCの子をもつ人」に出会うことがなく、真に共感してくれる、安心して話せる人に出会うことが難しいということもあります。
そんな、まだまだ認知の少ない「HSC」について「HSCの子育てハッピーアドバイザー」として活動している専門家にお話し頂くのは、貴重な機会となりました。
講師の池堂さん(子育てハッピーアドバイザー)が、イベント後の感想をブログで紹介してくださいました。
イベントを通じて、HSCが生きやすい社会に
イベントに集まってくださった方は、ほぼ皆さんお子さんが「HSCの気質を持つ(と思われる)」方で、親御さん自身も自分の気質に敏感さを感じている人が多かったように思います。
イベント開催の呼びかけを始めた時点から注目度が高く、「敏感さ」に不安を感じながらこういった話せる場を求めている方がこんなに大勢おられるということに、場の必要性を感じました。
HSCについては、もっと広く認知されること、学校や社会で対応される事が求められていますが、それにはなかなか時間や機会が必要になりそうです。
オトナリラボという小さな空間で、京都のローカルな環境で出来る事は、当事者が安心して交流できる場を作って行くこと、オトナリラボを通じて発信していくことかなと考えています。
参加や注目してくださっている方に、引き続きご意見などいただけると幸いです。
そして、最後になりましたが、講師の池堂さんには素敵な講義やお話をしていただき、本当にありがたく思っています。
オトナリラボに出来る事は本当に小さいことだけど、いろいろな気質の子どもが健やかに成長できるような社会になれば、そう願って活動していきたいと思っています。
みなさま、これからもどうぞよろしくお願いします。