7/14 「オトナリラボ読書会『女と仕事』」レポート

7月前半に、『「仕事文脈」セレクション女と仕事』を読んだ人たちで集まる読書会をオトナリラボ主催で開催しました。

進行

今回、サトウアヤコさんの作られたカード・ダイアローグを使用して会を進めました。

事前に本に付箋を貼ってもらい、その中から数カ所話したいこと・印象に残った部分を選んでいただきました。
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自己紹介の後、それぞれ気になった部分をカードに書き写します。
今回は本が「仕事」というテーマだったこともあり、「どういった経緯で今の仕事についているか」などを話してもらいましたが、その話の時点で参加者同士共感することも多く盛り上がりました。

一人ずつ自分の書いたカードを1枚出して話します。
そのカードをみて気になったことを他の参加者も順々に話します。
自己紹介や出されたカードを見ながらお互いのフィーリングがあいだして、どんどん盛り上がりました。
カードは一人6枚書きその中から3枚ずつ選んで発表してもらいましたが、他の人のカードについて話してる時でも自分が書いていたカードとリンクしたのでそれについて話すことで、結果全員がほぼすべてのカードについて話すことができました。
こういった話のリンクは女性同士で話しているとよくあることなのですが、それでも事前に選んだカードをベースに進めるので話したいことが漏れることなく話すことができました。

参加者の声

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3時間の読書会が終了した後、みんなへとへとになりました。
「いい疲労感」とMさんが言っておられましたがまさにそのとおりでした。
そして普段はなかなか友人とでも話せない自分の芯の部分について共有できた、と全員が言っていました。
そして本が様々な人のテキストが集まった本だったこともあり、「すごく多くの女性の方と話した気がする」という感想もありました。（私自身もそう思いました！）
一部になりますが、参加者の方々のあつい感想を紹介します。

共通点が見つけられる方との会で、自然に話が運び、驚きの時間でした。
いつも本を読んでると、誰かこれを読んでいる人がいるんだろうけどいったいどこにいるんだろう？とおもいます。今回はほんとうに読んでる人と、読んで感じたことを話したい人と話せて、夢が叶って嬉しかったです。
一旦書くって、自分の考えをデジタル化し、また深く考えられる行為を助けられるものだと思ってるので、カードに書くことが良かったです。

読書会という催しに参加したのは生まれて初めてのことだったけど、とても充実した時間を過ごすことができました。
読書“感想”から入ると、どうしても、うまく言わなきゃ、と力が入ったり、喋ることの得意・不得意によって、せっかくの考えや思いも伝えられなかったり、聞き出すことができなかったりするけれど、まず「引用を書き出す」ことからスタートすることで、誰もが同じ場所・立場・リズムで参加できると思ったし、文字に起こして可視化することによって、話すことの得意不得意に関係なく、“思いの共有のしやすさ”がいっきに広がると思いました。
カードダイアローグというツールがなければ、本の内容、書き手の思いに留まらず、あそこまで自分たちの生活のことを話すまでには至らなかったのじゃないかと思います。
文章の引用と、自分の感想、それぞれ３枚、という、数が最初からある程度限定されることで、自分の中で印象に残ったものの優先順位が知らず知らずつけられていたことにも気づきました。要点を絞れる、という点でも、かなり有効なツールだと思います。
はっとさせられる言葉がたくさん飛び交ったのに、メモもとらず、録音もしていずで、今となってはとても悔しいです。

これからについて